- 2006/08/30 掲載
オラクル、企業の知財を積極的に活用するECM(Enterprise Content Management)製品を発表
【知財/知識活用】「競合はマイクロソフト」「Oracle Content Database」
![]() |
米オラクル テクノロジー・グローバル・セールスサポート シニア・ディレクター ニック・クリティコス氏 |
OCDは、社内における構造化データ(通常のRDBMSで管理されているようなデータ)や非構造化データ(オフィス文書やPDF、画像データ、メール、Voiceメールなど)を管理できるエンタープライズ向けのコンテンツ管理ソリューション。同社の主力製品、データベースソフトウェアの「Oracle 9i」より対応した非構造データを利用しやすいインターフェイスで情報の共有を図る。
コンテンツ管理を行うソリューションとしてはすでに「Oracle Collaboration Suite」が発表されているが、これに同社のワークフロー記述言語である「BPEL」によるフロー定義機能が加わるほか、情報共有に最適なUI(ユーザーインターフェイス)が提供される。そのため、外部リソースとの連携が容易で、SAP、シーベルやマイクロソフトのInfoPathといった製品をすでに導入していても、バックエンドでOCDを利用するなどすれば同一のインターフェイスで企業内のコンテンツを活用できるという。
発表に当たって、米オラクルのニック・クリティコス(Nick Kritikos)氏は、「競合はマイクロソフト」として、MSが提供する次期オフィス製品「the 2007 Microsoft Officeシステム」などを意識した発言を行った。ただし、「(マイクロソフトは)ワークフローやレコード管理といった分野でかなり出遅れている」として同社がこれまで培ったデータベース市場での優位性についても言及した。日本における事業展開は未定だが、開発は順調に進んでいるという。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR