- 2006/08/10 掲載
VoIP資格が一本化へ IP電話普及推進センタと情報通信設備協会が合意
【M&A/提携】IPTPCとITCA、VoIP資格の「IPTPC VoIPアドバイザ資格」への一本化で合意
ITCAでは、VoIP関係メーカ各社の協力のもとでVoIPシステム工事に関わる技術者を広く早期に育成するため、2003年9月に「ITCA VoIP資格」を設定し、技術者向けの系統的な研修と資格認定を行ってきた。同資格の設定にあたっては、当初からIPTPCがITCAに協力しており、「ITCA VoIP試験」はIPTPCが2002年12月より運営する「VoIP認定技術者資格制度」の「IPTPC VoIPアドバイザ試験」に準拠していた。これによって、ITCAとIPTPCでは両資格の相互認定を実施してきた。
今回、ITCAが主宰する国内VoIPベンダの代表機関「VoIP技術資格認定委員会」において、IPTPCのVoIP資格が事実上の業界標準になっているとの判断に基づき、「ITCA VoIP資格」認定を終了し、「IPTPC VoIPアドバイザ資格」を使用することが決定された。
「IPTPC VoIP資格制度」は各種企業や通信事業者等における推奨資格として採用され、IPテレフォニー業界での認知度を高めてきたが、今回、社団法人であるITCAのVoIP資格として「IPTPC VoIPアドバイザ資格」が採用されたことで、さらに業界でのデファクトスタンダード資格としての確固たる地位を築いていくことになる。
今後ITCAは、VoIP資格一本化に伴い、着実に伸び続けているIPテレフォニー市場における認定資格制度として、IPTPCの「VoIP認定技術者資格制度」を支援していく。また、ITCAはホームページおよび会員向けの機関誌で「IPTPC VoIPアドバイザ資格」を広く会員に周知していく。なお「ITCA VoIP資格」を取得している方はそのまま継続して「IPTPC VoIPアドバイザ資格」として活用でき、「ITCA VoIP資格」を取得する予定だった方も、「IPTPC VoIPアドバイザ資格」を取得することで、同等の資格として活用できる。
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