- 2006/08/09 掲載
アイアンポートシステムズ、「IPの信用格付けデータベース」を用いたWebセキュリティアプライアンスを発表
【セキュリティ】IronPort Sシリーズ
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IronPort Sシリーズ |
今回発表されたのは「IronPort Sシリーズ」と呼ばれるもので、同社の主要製品であるeメールセキュリティアプライアンス「IronPort Cシリーズ」に加わった新しいラインアップということになる。SシリーズもCシリーズ同様、多様な機能を統合した複合アプライアンスで、同社が提供する“IPの信用格付けデータベース”「SenderBase」に基いた独自のIPアドレスフィルタリング機能などを搭載する。2,000万におよぶIPアドレスを監視し、インターネット上のメール25%をサンプリング、リアルタイムに各IPアドレスへスコア付けが行われる。発表にあたって来日した米IronPort SystemsのCEO、スコット ワイズ(Scott Weiss)氏は、「この機能レピュテーションフィルターだけで80%以上の悪意あるメールを排除できる」と語る。
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IronPort Systems,Inc CEO スコットワイズ(Scott Weiss)氏 |
ワイズ氏は今回Sシリーズを発表した経緯について、「(eメールのセキュリティ製品を提供する中で)単にスパイウェア、ウイルスだけでなくメール中のURLリンクで感染するケースが増加している」とし、SシリーズではWebについても監視が必要だという顧客の声を実現したという。同社は、金融、IT、メディア、ISPを主要な顧客としており、どの業種においても「eメールがなければ社員を帰した方が良いくらい業務に重要なもの」、つまりミッションクリティカルなeメールセキュリティを実現するWebセキュリティアプライアンスは今後も市場が拡大していくとの見通しを示した。
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