- 2025/04/25 掲載
アルファベット第1四半期は予想超え、広告堅調 自社株買い700億ドル
株価は引け後の時間外取引で4%上昇し、時価総額が約750億ドル増加した。
トランプ米政権の通商政策によって景気減速懸念が高まり、企業の間で広告支出を見直す動きも出ているが、アナリストによると、第1・四半期はデジタル広告市場の底堅さが維持された。
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は声明で「検索は引き続き力強い成長を遂げた」とし、人工知能(AI)を活用した「AIオーバービュー」などの機能によるエンゲージメントが後押ししたと述べた。
総売上高は902億3000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想平均(891億2000万ドル)を上回った。
広告事業の売上高は8.5%増の668億9000万ドル。伸びは前四半期の10.6%から減速したものの、アナリスト予想(7.7%)は上回った。
クラウド事業の売上高は28%増の122億6000万ドル。伸びは前四半期の30.1%から鈍化した。アナリスト予想は122億7000万ドルだった。
1株利益は2.81ドルで、予想の2.01ドルを上回った。
設備投資は172億ドルで、前年同期比43%増加した。これは同社が今年計画している750億ドルの設備投資の一環。米国の関税措置がAI事業の資本コストに影を落とす恐れがある中でも、ピチャイ氏は今月、データセンターの能力増強に向けてこの支出計画を再確認した。
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