大日本印刷、ネットワーク対応の個人データ一元管理型ICカード発行システムを開発

　大日本印刷（DNP）は、管理サーバーで個人データを集中管理できるICカード発行システムを開発し、10月から販売を開始する。

　近年の相次ぐ情報漏えい事件やそれに対応した個人情報保護法の施行などに伴い、情報セキュリティ体制の強化を求める要請を受けて、セキュリティシステム利用を目的としたICカードの社員証・学生証を導入する企業・学校が増えている。DNPはこれまで100社を超える企業・学校に、ICカード発行システムを納入しているが、現在複数の支部でカードを発行している。

　セキュリティの観点から、使用する個人データを本部で集中管理したいというニーズに応える形で、複数拠点の発行システムから管理サーバーに格納されている個人データを利用してカードを発行するソフトウェア『CARDISSUE（カーディッシュ）』を開発。これを最新のフルカラーカードプリンタ『CX-320』と組み合わせ、個人情報保護に最適な個人データの一元管理型ICカード発行システムとして販売する。