- 2006/08/03 掲載
サン・マイクロシステムズ、SOA基盤製品を販売
【IT基盤】ITシステムの効率的かつ効果的な統合を実現するSOA基盤製品
この製品は、すでに欧米の大企業を中心に多くの企業での導入実績を持つシービヨンドの製品をベースとしており、2006年1月にシービヨンドとサンが国内での事業統合したのを契機に、サンのエンタープライズ・ソリューションとの親和性を高め、サンのブランドとして日本国内で初めて発表する製品となる。
今日、SOAに対する価値は広く認識され、注目を集めている。企業が新たなサービスを提供し、顧客満足度の向上や収益の向上を図るためには、すでに存在する多くのシステムとリソースに蓄積されている貴重な情報を迅速かつ有効に結びつけ、システム統合を円滑に行えることが重要である。ところが、システム規模が大きくなるほど連携するシステムは倍増し、システムは煩雑かつ複雑になり、パフォーマンスを維持するための無駄な投資を余儀なくされることになる。
この問題を解決する設計手法としてSOAが注目されている。
「Sun Java CAPS」は、企業の既存情報システムを有効に活用し続けながら、それぞれの持つ情報を効率的に結びつけITのシステム統合を迅速に実現するとともに、TCOの削減を可能とする。システム統合の簡素化を実現するEnterpriseService Bus(ESB)機能を中核に、データ処理量が拡大した場合にも対応可能な分散処理機能により、スケーラビリティの確保と、パフォーマンスの維持を可能にする。また、ビジネスプロセス等におけるワークフロー機能や、ビジネスの変化をリアルタイムに把握可能な分析機能を備えており、より効率的な業務活動を支援する。さらに、システム構築のための開発環境も用意されているため、迅速なシステム構築も実現し、Solairs OSをはじめ、AIX、HP-UX、Red HatEnterprise Linux、Windowsに対応する。
この製品には、フル機能を装備する製品「Sun Java CAPS」とEnterpriseService Busの構築に特化させたSun Java CAPSのサブセットSuite製品「SunJava Enterprise Service Bus(ESB) Suite」があり、Sun Java EnterpriseSystemにも採用している年間サブスクリプションライセンスモデルにて提供する。
また、Suite製品に含まれる各コンポーネントは単体製品での導入も可能であり、使用期間に制限のない、利用CPU数(ソケット数)によるライセンスモデルにて提供する。それぞれ企業ユーザーのシステム規模に応じて最適なライセンスモデルを選択できる。「Sun Java Enterprise Service Bus Suite」のライセンス価格は、従業員1名あたり年間7,000円(スタンダードサポートを含む)からとなるという。
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