- 2006/07/31 掲載
NECインフロンティア、IPテレフォニーシステム「Aspireシリーズ」の機能強化、会議通知機能拡充など
【IT基盤】
今回の機能強化により、NTT東日本/NTT西日本の提供している法人向けIP電話サービス「ひかり電話 ビジネスタイプ」の回線を直接収容できるようになったことに加え、会議通話機能の拡充(リモート・カンファレンス)や、LANを経由したCTI(Computer Telephony Integration)機能の追加など、最新のサービスへの対応や利便性の向上を図っているという。
新たに追加・強化された機能
◎「ひかり電話 ビジネスタイプ」の直接収容の実現NTT東日本/NTT西日本の提供する法人向けIP電話サービスである「ひかり電話 ビジネスタイプ」は、従来固定電話より安価な基本料金と、IP電話サービスならではの距離に依存しない通話料金体系により、通信費の削減が可能。これに加え、音声品質は固定電話相当の高いクオリティを実現しており、また、従来から利用されている地域ごとの電話番号(0AB~J)のまま継続利用ができることが特長となっている。
今回の機能強化により、Aspire/Aspire Sの主装置に、ひかり電話ビジネスタイプの回線を直接収容できるようになった。これまで同サービスを利用するためには、別途VoIPゲートウェイを接続しなければ利用できなかったが、直接収容できるようになったことでVoIPゲートウェイが不要になり、設置機器のコスト削減と、設置工事の簡素化を実現するとともに、ダイヤルインなどの付加サービスでの利便性の向上に寄与している。
◎会議通話機能の強化(リモート・カンファレンス)
Aspireシリーズでは、従来より音声ネットワークを介した電話会議機能があったが、これを拡充し、電話会議への参加手順を変更するなど、利便性の向上を図っている。
従来の電話会議機能では、会議の主催者が参加者に対して呼び出しを行い、会議参加のための操作を行うことが必要だったため、途中参加者の追加操作に手間がかかり、会議進行が滞るなどの意見が寄せられていた。今回の機能強化により、電話会議ごとに設定されるリモート・カンファレンス代表番号に参加者が呼び出しをかけ、パスワードを入力することにより電話会議への参加ができるようになった。煩雑な操作が簡易になり、スムーズな電話会議運営を実現する。
また、本機能を利用したソリューションとして、NECビューテクノロジーのデータプロジェクター「ViewLight」シリーズのネットワーク対応機種とAspireを連携させ、IPネットワークを介して遠隔地間でプレゼンテーション資料画面と音声をやり取りすることができる遠隔会議システムを新たに提案する。
「ViewLight」シリーズのネットワーク対応機種では、IPネットワーク経由で、離れた場所にある複数のプロジェクターやPCに、同じプレゼンテーション資料画面を配信することができる。この機能と、AspireのIPネットワーク経由の会議通話機能を組み合わせることで、IPネットワークを経由して、プレゼンテーション資料画面と音声の両方を複数拠点間で共有できる。これにより、特別な機器を用意することなく、手軽に遠隔会議システムを構築可能である。
さらに、Aspireのサテライトオフィス機能を利用することで、どこか1拠点にAspire主装置があれば、その他の拠点はIPネットワーク経由で主装置の機能を利用でき、主装置が不要になるため、より簡単・安価にシステム構築が可能である。
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