- 2006/07/07 掲載
シスコシステムズ、Meetinghouse買収
【M&A/提携】2006年7月6日、米カリフォルニア州サンノゼ発
Meetinghouseでは、802.1Xに準拠したクライアントサイドのサプリカントセキュリティソフトウェアを提供している。これは、アクセス許可を持つユーザーおよびホストデバイスだけが、有線/無線メディアを介して企業のネットワーク上にあるリソースにアクセスできるよう制限することを可能にする。
同社のAEGIS SecureConnect製品群がシスコのセキュリティ ポートフォリオに加わることによって、すべての機能を1つに統合した有線/無線クライアントを提供できるようになり、その結果、ユーザー企業側では多種多様なホストデバイスおよびオペレーティングシステムのセキュリティ管理が簡素化され、運用コストの削減が可能になる。
シスコのワイヤレス ネットワーキング ビジネスユニット (WNBU) 担当副社長兼ゼネラルマネージャのブレット・ギャロウェイは次のように述べている。
「企業ネットワークにおける機密情報への不正アクセスが増加するなか、堅牢で管理が容易なクライアントベースのセキュリティソリューションによる接続保護を求める声が、ますます高まっている。Meetinghouseのソフトウェア サプリカントは、ネットワーク アドミッション コントロール (NAC: Network Admission Control) に基づく『Cisco Self Defending Network構想』や『Cisco Compatible Extensions (CCX) プログラム』といったシスコの既存のイニシアティブに違和感なくなじむセキュリティ製品です」。
契約条件に基づき、シスコは約4,370万ドルを現金および引受オプションで支払うことになっているという。Meetinghouseの買収は、関連する規制当局の承認を含む標準的な完了条件に従い、2006年10月28日を期末とするシスコの2007年会計年度第1四半期中に完了する見通し。
Meetinghouseは米ニューハンプシャー州ポーツマスにて1988年に設立され、現在77名の社員を擁している。買収が完了した時点で、Meetinghouseのチームと製品はWNBUに統合され、ギャロウェイの指揮下に置かれる予定である。
関連コンテンツ
PR
PR
PR