- 2006/06/08 掲載
メールの情報漏えい防止を実現する「メール割符 for Exchange Server」
日立製作所は、マイクロソフトの技術協力のもと、電子メールやアドレス管理、スケジュール管理などを実現するマイクロソフトの統合メッセージングソフトウェアMicrosoft Exchange Server(以下、Exchange Server)とクライアントメールソフトウェアMicrosoft Office Outlook(以下、Outlook)を組み合わせたメールシステム上で、メールの情報漏えい防止を実現するソフトウェア「メール割符 for Exchange Server」を開発し、企業や自治体向けに6月12日から販売を開始すると発表した。
本製品は、Outlookに秘密分散法を応用した割符機能をアドインするメールソフトウェアだ。本ソフトウェアを搭載している専用USBフラッシュメモリをPCに差し込み、Outlookのツールバーに表示されたボタンを押すだけだぐに利用できる。
送信時は、メールの本文と添付したデータファイルを自動的に複数のメールに分割(割符化)して送信する。受信時は、割符化された複数のメールを受信後に復元し、本文や添付したデータファイルの閲覧を可能とする。
専用USBフラッシュメモリを抜くと割符化する前の状態に復元できないため、保存されているメール情報の閲覧ができない。また、宛先の間違いなどによる誤送信をしても受信者は閲覧できないほか、途中でメールを盗み見ることもできないため、メールによる情報漏えいを防止し、高いセキュリティレベルを実現する。
また、Microsoft Windows Server Active Directoryのグループポリシー機能を利用して、電子割符の使用制限設定などを一元的に管理することが可能だ。そのため、本ソフトウェアを導入後の運用管理負担を軽減することが可能となる。
価格:26,250円~(税抜:25,000円~)
提供開始時期:2006年7月20日
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