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  • 【オープンソースマガジン】今すぐはじめる ウイルス/セキュリティ対策 その1

  • 2006/06/05 掲載

【オープンソースマガジン】今すぐはじめる ウイルス/セキュリティ対策 その1

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会社や学校そして自宅でもネットワークは常に危険にさらされ、ウイルス/ワームの感染、スパムメール、情報漏洩など問題が多数発生している。完全な対策というのは難しいが、その問題の多くは基本的な対策で防げるものだ。典型的な対策のポイントを整理していこう。
※本記事はオープンソースマガジンの記事を転載したものです。

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サーバー運用を専門業者に任せる理由

 Webサイトなどで社内にサーバーを設置せず、レンタル/ホスティングサービスを利用する理由として、旧来からあり続けるのは、
・24時間365日の無停電電源確保
・安定・低価格な回線
の2点である。簡単なように見えて、この2点を自ら実現するのはかなりの費用が必要である。


停止しないための電源確保

 まず、常に電源を確保するのは難しい。一般的なビルではビル点検で1年に1日は電源断が発生してしまう。回線設備なども含めると、この停止時間をUPSでまかなうのは無理があり、常の電源供給体制を取ろうと思うと、燃料系の発電機を設置することになる。病院などが典型例だ。
 一方で、Webサイト運営では24時間365日運営が当たり前である。10年前なら1日のダウンも許されたかもしれないが、今日のWebサイトは企業・サービスの第一の顔となり、サーバーダウンは許されない。さらにオンラインショップサイトを運営してれば、停止時間はそのまま損失である。年4億円の売り上げがあるサイトで1日停止すれば、100万円以上の損失になる。つまり、その規模であれば100万円ほどかけても電源の確保は必須となる。


大量のアクセスに耐える回線を安く

 回線も安定・低価格なものを用意するのは難しい。インターネットを利用するユーザーが増え、そのユーザーに快適なアクセスを提供するには、ユーザーからのアクセス、つまり下り通信の安定した回線が必要になる。ベストエフォートのユーザー向け一般回線では下りのパフォーマンスが出ないので、国内のバックボーンに近い、できるだけ直結した回線が欲しいところだ。最近は回線引き込みの費用が安くなったとはいえ、それはホスティング事業者にも言える。よほどの規模のサーバーを抱えていなければ、良質の回線を直接引き込んでも費用対効果は悪いだろう。


日々下がりつづけるインフラ委託費用

 ホスティング事業者は、電源・回線、そして空調といったサーバー利用に必要な最低限のインフラがフォローされているのは前提であり、スケールメリットからサーバー1台あたりのコストはかなり抑えることができる。さらには、利用者の拡大に伴い、コスト競争が進んでいる。どのくらいの費用がかかるのか、各社のサービス内容を一度比較してみると、その安さに驚くかもしれない。サービス業者によっては相場表のように 今月の価格を提示しているところもあるぐらいだ。


帯域保証と共有

 回線サービスには、一般に回線共有と帯域保証という2種類のサービスがある。回線共有は文字どおりユーザーで回線を共有してコストが抑えられるもので、あるユーザーが通信を大量に行うとほかのユーザーに影響してしまうデメリットがあるものだ。しかし、ルーターの性能・機能が良くなったこともあり、最近のサービス業者では、通信状態を監視し、ほかのユーザーに影響のないように帯域制限を加えたり、場合によ っては、各ユーザーに一定の帯域が確保できるように設定している。あまりデメリットはないと考えていいだろう。また、回線共有を使っていて通信量が多い場合、サービス業者が帯域保証へのサービス切り替えをアドバイスしてくれるのが一般的なので、通信量がどのくらいになるのか分からない場合は、回線共有を選んでおくと良い。

 帯域保証で勘違いしやすいのは、その容量である。ローカルネットワークで100Mbpsが当たり前の今日、Webサーバーにも同等以上のレベルを求めがちだが、一般のWebサーバーにそれほどの帯域は必要ない。HTMLの配信が主体であれば、1Mbpsもあれば十分だったりする。サイトの規模や配信する内容にもよるので一概には言えないが、100Mbpsを使い切るというのは、巨大なサイトの部類に属する。



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雑誌名:オープンソースマガジン
編集長:渡辺真次
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