- 2021/01/26 掲載
IIJ、「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」を提供開始
本サービスは、機器の自動接続・集中管理の仕組みをOEM提供する「SACM(※)」のサービス基盤を刷新し、多様なアプライアンス製品に対応できるプラットフォームとして新たに開発されたものです。機器の設定、監視、管理はすべてクラウド側から集中管理できるため、お客様はエンジニアによる現地でのネットワーク機器の設置・疎通確認や保守交換作業が不要となり、導入の効率化、人的コストの削減が図れます。今後、UTM、無線LAN機器等を含む他社ネットワーク機器についても順次対応していく予定です。
IIJでは、これまでに拠点ルータ機器の一元管理を可能にするサービスとして「IIJ SMF sxサービス」を提供してきました。IIJ SMF sxサービスでは、自社開発のルータ「SEIL(ザイル)シリーズ」に対応していましたが、今回新たに提供する「IIJ マルチプロダクトコントローラサービス」では、SEILシリーズに加えSACM専用サービスアダプタとして提供している「SAシリーズ」にも対応します。さらに他社製のルータ、UTM、無線LAN機器などに対応することで、お客様の環境における様々なネットワーク機器を一元的に管理することが可能となります。また、専用管理画面を進化させ、大量の機器を直感的に操作しやすいインターフェースを提供します。
(※)SACM(Service Adaptor Control Manager):「SMFv2」の自動接続、完全管理の仕組みをOEM提供するための、マネージメントサービス基盤。
【サービスの機能と特徴】
1.自由度の高いネットワークの設計
IIJが提供するサービスアダプタ(SEILシリーズ、SAシリーズ)は、拠点ネットワークを構築するための企業向けルータで、VPNやリモートアクセスなど、様々な用途にも利用できます。サービスアダプタをネットワークに接続し電源を入れるだけで、設定情報(コンフィグ)を自動取得し、設定変更や管理はクラウド側のマネージメントシステムで集中管理できます。
2.豊富な運用管理ツールを標準提供
トラフィック、サービスアダプタの使用状況(CPU、メモリ)など各種ステータスやログをリアルタイムに専用画面で確認でき、各種コマンドの実行やバージョンアップなども一括で設定できます。大量のネットワーク機器を正確に管理でき、機器の新規導入や保守交換時における作業負荷を軽減します。
3.マルチベンダーのネットワーク機器に対応
今回、複数の拠点に設置している異なるベンダーのネットワーク機器を一元的に集中管理し、効率的に運用したいというお客様の声に応え、マルチベンダー対応の新しいプラットフォームを開発しました。拠点ネットワークに設置するエッジルータのほかに、IoT向けゲートウェイ機器やリモートアクセス機器、UTM等を含め、他社製ネットワーク機器についても、順次対応してまいります。
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