- 2025/04/15 掲載
加藤財務相、IMF世銀総会出席で訪米へ 米国との会談も調整
[東京 15日 ロイター] - 加藤勝信財務相は15日、米ワシントンで近く開催される世界銀行・国際通貨基金(IMF)春季会合に出席する意向を表明した。米国を含め、訪米時の2国間会談に意欲を示した。同日午前の閣議後会見で語った。
加藤財務相は、調整を進めている段階で「具体的に申し上げられる状況ではない」と断った上で、「米国を含め、現地での2国間会談を調整中」と述べた。
春会合は今月21日から26日の日程で行われる。会合に併せ、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議や、20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議も開催するとみられる。
為替に関しては「為替レートは市場において決定されること」とした。訪米に先立つ日米協議で「為替の過度な変動や無秩序な動きは経済および金融に対して悪影響を与え得ることなどについて共通の認識を持っている」ことも強調した。
今年1月のベッセント米財務長官とのオンライン会談で、為替について「両財務大臣の間で緊密に協議していくことを確認した」と言及。共通認識に基づき「日米間で意思疎通を積極的に図っていきたい」とした。
一方、トランプ関税や物価高に対処するための補正予算編成に関し、加藤財務相は「現時点で検討していない」と語った。
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