- 2025/04/10 掲載
ミネベアミツミ、芝浦電子にTOB=「同意なき買収」に対抗
ベアリング大手のミネベアミツミは10日、センサー大手の芝浦電子にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。事実上の友好的な出資者「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として、芝浦電子に「同意なきTOB」を提案した台湾の電子部品大手ヤゲオに対抗する。芝浦電子は同日、ミネベアミツミのTOBに賛同し、ヤゲオの提案には反対すると表明した。
ミネベアミツミのTOB価格は1株4500円で、ヤゲオの提案する1株4300円を上回る。買収総額は最大で約676億円を見込む。今月23日をめどに買い付けを始める。成立した場合、芝浦電子は上場廃止となる見通し。
芝浦電子は株主に対し、ミネベアミツミのTOBに応募するよう推奨すると発表した。ヤゲオは芝浦電子の同意が得られなくても5月7日にTOBを開始する方針を示している。
【時事通信社】 〔写真説明〕ミネベアミツミのロゴマーク
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