- 2025/03/19 掲載
米一戸建て住宅着工件数、2月は11.4%増 大幅回復もコスト高が影
1月の着工件数は99万5000戸と、前回発表の99万3000戸から上方修正された。
2月の一戸建ての住宅建設許可件数は0.2%減の99万2000戸だった。
トランプ米大統領は今月6日、メキシコとカナダに対する25%の関税について、「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」対象の製品に関しては4月2日まで関税を免除すると表明した。カナダ産木材に対する関税は約40%まで引き上げられる予定だった。
こうした中、建設業者らは、関税問題による建築資材コストの高騰に引き続き直面しているほか、労働力や土地不足など供給側の課題もあると懸念を示した。
30年固定住宅ローン金利の平均は年初の7%から低下しているものの、米政権による関税措置のほか、連邦政府縮小に向けた政府職員や支出の大幅削減に起因する経済不安により、一部の住宅購入希望者の意欲は冷え込んでいるとみられる。
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