- 2025/03/18 掲載
独歳出拡大で10年債利回り4%つける可能性、ユーロも上昇=BNP
[ロンドン 18日 ロイター] - BNPパリバは18日、ドイツの10年債利回りが今後3年で4%に上昇し、2008年以来の高水準になる可能性があるとの見方を示した。ドイツ政府が防衛・インフラ歳出の大幅な増額を計画していることが背景。
同社の金利・為替・コモディティー戦略責任者、サム・リントン・ブラウン氏がメディアとの会見で述べた。
独10年債利回りは、短期的には2.5─3%のレンジで推移し、国債増発と景気拡大を背景に、その後上昇する見通しという。
直近の10年債利回りは2.85%。今月50ベーシスポイント(bp)近く上昇している。
欧州中央銀行(ECB)は今年利下げを継続する可能性が高いが、歳出増が成長とインフレを押し上げるため、今年以降に再び利上げを実施する可能性があるとし、ユーロは現在の1.095ドルから1.20ドルまで上昇する可能性があると指摘した。
ブラウン氏は「2カ月は10年債利回りが2%近辺に維持されていると考えていた。現在は3%で程度で維持されると考える必要があるみられ、3年後の水準は4%まで上昇する可能性がある」と述べた。
PR
PR
PR