- 2025/03/12 掲載
DIC、川村記念美術館の作品を国際文化会館に移転へ
[東京 12日 ロイター] - DICは12日、東京都内に適切な移転候補先を見つけるとしていた川村記念美術館(千葉県佐倉市)の一部作品を国際文化会館(東京都港区)に移転すると発表した。抽象画で知られるマーク・ロスコ氏の所蔵壁画を移設するほか、戦後の米国美術を中心とする20世紀美術品の移転を検討していく。
DICと国際文化会館は美術・建築分野を起点とした連携を追求するとしている。
川村美術館の運営を巡っては、DICが昨年8月末、資本効率の面で必ずしも有効活用されていないとして、運営中止の可能性も排除せず検討する姿勢を表明した。12月末には、移転候補先を見つけ、同社の保有作品を4分の1程度に縮小することなどを含む美術館の運営方針を決めたと発表。美術品の売却も進め、売却収入は株主還元や成長投資、美術館の関連費用に充てる方針を示していた。
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