- 2025/03/07 掲載
日銀利上げ、「データに基づき段階的に」行うべき=IMF
[ワシントン 6日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のジュリー・コザック報道官は6日、日銀の金融政策について同基金はこれまで決定を支持してきたとしつつ、追加利上げはデータに基づき段階的に進めるべきとの見解を示した。
コザック氏によると、IMFは今年の日本の経済成長が加速し、インフレ率は年末までに日本銀行の2%目標に収束すると予想している。最近の日銀利上げがインフレ期待を2%の目標水準に維持するのに貢献すると考えているが、さらなる利上げは「引き続きデータに基づき時間をかけて段階的に進めるべきだ」とした。
コザック氏は記者団に対し、日本の当局者は柔軟な為替制度にコミットしており、同制度は経済・金融ショックの影響を吸収するのに寄与していると述べた。
IMFは1月に発表した世界経済見通しで、日本の25年成長率予想を1.1%で据え置いた。4月に最新版を発表する際には予測を更新する予定だという。
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