独アディダス、今年の増収率の鈍化予想　営業利益見通しも慎重

Helen Reid　Linda Pasquini

[５日 ロイター] - ドイツのスポーツ用品大手アディダスは５日、売上高の伸び率が好調だった２０２４年からやや鈍化し、今年は１０％未満になるとの見通しを示した。

ビョルン・ガルデン最高経営責任者（ＣＥＯ）の下、アディダスはこれまで予想を上回る業績を何度も達成しており、２４年は通年で黒字転換を果たした。

アディダスが今回示した今年の営業利益の見通しもアナリスト予想を下回った。同社の見通しは１７億─１８億ユーロ（１８億─１９億ドル）で、アナリスト予想は２１億ユーロだった。

為替変動の影響を除いた売上高の伸びについては、昨年の１２％を下回る１桁台後半の伸びを予想した。

今回の見通しには、打ち切った「Ｙｅｅｚｙ（イージー）」は含まれておらず、この影響を調整した後の売上高伸び率は今年１０％を超える見込みとしている。