• 2025/03/05 掲載

NY市場サマリー(4日)ユーロ/ドル3カ月ぶり高、長期債利回り反転上昇 株続落

ロイター

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<為替> ユーロが対ドルで3カ月ぶりの高値を更新した。ドイツ次期政権樹立に向けて連立交渉中の政党は、5000億ドルのインフラ基金設立と借り入れ規則の全面見直しで合意した。 ユーロは1.2%高の1.0611ドル。一時、1.0623ドルと、昨年12月6日以来の高値を付けた。 スイスフラン、ポンド、ノルウェークローネ、スウェーデンクローナなど、他の欧州通貨も、この発表を受けて対ドルで上昇または上げ幅を拡大した。 ベレンベルクのチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は、きょうの発表はドイツが防衛に真剣であることを明確に示すシグナルになると指摘。「これは欧州を強化し、ユーロ高の支援となるとみられるが、貿易を巡るリスクも考慮する必要がある」と述べた。 ユーロはまた、トランプ米政権とウクライナが、ウクライナの鉱物資源の権益に関する協定に署名する見通しとの報を受けて上昇幅を伸ばした。 ユーロは対円でも2週間ぶりの高値を更新。取引終盤では1.2%高の158.64円となった。 トランプ政権は4日未明、メキシコとカナダからの輸入品に25%の新たな関税を課し、さらに中国製品への追加関税を2倍の20%に引き上げる措置を発動。これに対し、中国政府は直ちに米国からの一部輸入品に対し、10日から10─15%の追加関税を課すと発表した。 カナダも報復措置として300億カナダドル相当の米国からの輸入品に対し25%の関税を発動した。 主要通貨に対するドル指数は0.9%下落し、昨年12月6日以来の安値を付けた。 米ドルは対カナダドルでは1米ドル=1.4479カナダドル。一時、1カ月ぶりの高値を付ける場面もあった。 対メキシコペソでは、1ドル=20.676ペソと、ほぼ横ばいで推移した。 ポンドは0.7%高の1.2784ドル。一時、昨年12月中旬以来の高値を記録した。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 長期の国債利回りが序盤の低下基調から反転上昇した。ドイツで次期連立政権の樹立を目指す政党が5000億ユーロのインフラ基金の創設と借り入れ規則の見直しで合意したとの報道が材料となった。 クルー・アンド・アソシエイツ(ニューヨーク)の金利・取引・販売部門責任者、ダン・マルホランド氏は語った。「ドイツの新たな支出は国債発行につながり、ある程度市場への刺激になる。ただそれは、いくつかの異なる要因のうちの1つだった」と指摘した。 トランプ米大統領によるカナダ、メキシコ、中国に対する関税発効により経済成長への懸念が浮上し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が高まったため、利回りは当初は低下していた。短期ゾーンの国債利回りは前日比で低下したままだった。 ブリンマー・トラスト(ペンシルベニア州)の債券担当ディレクター、ジム・バーンズ氏は「経済成長の減速が鮮明になってきたため、今回の関税措置と相まってさらなる利下げが織り込まれつつある」と述べた。 指標となる10年債利回りは2.6ベーシスポイント(bp)上昇して4.206 %となった。一時は4.106%と、10月21日以来の低水準を付ける場面もあった。 30年債利回りは5.2bp上昇し4.516%となった。 景気期待の指標とされる2年債と10年債の利回り格差は、一時2週間ぶりの高水準となる27bpまで拡大した。終盤は25.5bpとなった。 2年債利回りは一時10月4日以来の低水準となる3.842%まで低下した。終盤は3.1bp低下の3.949%となった。 LSEGのデータによると、経済減速により利下げ余地に対する市場の期待は徐々に高まっている。市場はFRBによる今年の利下げ幅を71bpと織り込んでいる。従来は50bp未満だった。 CMEのフェドウオッチによると、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ期待はこの日、一時50%を超えた。終盤では45%。1週間前は約26%だった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 続落して取引を終えた。テクノロジー株が中心のナスダック総合は調整局面入りが目前に迫った。カナダ、メキシコ、中国に対する新たな関税発動を受け、貿易摩擦が激化した。 ナスダックは値動きの荒い展開となり、一時、昨年12月16日に付けた終値での最高値からの下落率が調整局面入りの目安とされる10%を超えたが、その後下げ幅を縮小して9.3%安で引けた。 IDXインサイツのベン・マクミラン最高投資責任者(CIO)は「株式のバリュエーションは非常に高まっており、政府支出削減の動きを踏まえると、至るところに黄色信号が出ている。それに加えて、関税を巡るレトリックもある」と語った。 S&P総合500種の主要11セクターでは、金融と工業の下げがきつかった。 シティグループは6.2%、JPモルガン・チェースは約4%、それぞれ下落し、銀行指数を4.7%安に押し下げた。 投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は3.20%上昇し、昨年12月20日以来の高水準を付けた。 北米に広大なサプライチェーンを持つ自動車メーカーのフォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)はそれぞれ2.9%と4.6%下落。 小型株で構成するラッセル2000指数は1%安。 ディスカウント大手ターゲットは3%下落。通年の既存店売上高見通しが予想を下回った。 さえない業績見通しを示した家電量販大手ベスト・バイは13.3%の大幅安。 ドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、プライベートエクイティ(PE)企業シカモア・パートナーズによる非公開化で合意に近づいているとの報道を受け上昇した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 貿易摩擦激化への懸念が強まる中、安全資産としての需要が高まり、続伸した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比19.50ドル(0.67%)高の1オンス=2 920.60ドル。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 主要産油国による自主減産の削減方針やトランプ米政権の高関税を巡る先行き不透明感が重しとなり、3営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値 に相当)は前日比0.11ドル(0.16%)安の1バレル=68.26ドルと、前日に続き、昨年12月上旬以来、約3カ月ぶりの安値を付けた。5月物は0.36ドル安の67.70ドル。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」のうち、サウジアラビアなど8カ国は3日、オンラインで会合を開催。自主的に実施している生産調整を巡り、4月から段階的に削減量を縮小する方針を再確認した。一方、トランプ大統領はロシアの侵攻が続くウクライナへの軍事支援を一時的に停止すると命じた。 主要産油国の実質的な増産に加え、対ロ融和姿勢を示す米国がロシア産原油輸出の制裁解除に動く可能性が懸念され、原油売りが先行。相場は一時66ドル台まで下落した。

ただ、売り一巡後は値頃感から買いが入り、下げ幅をほぼ一掃。外国為替市場でドル安・ ユーロ高が進んだこともドル建ての原油の割安感につながり、買い戻しを促した。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 149.80/149.

81

始値 148.35

高値 149.88

安値 148.10

ユーロ/ドル NY終値 1.0624/1.06

28

始値 1.0544

高値 1.0627

安値 1.0497

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 101*12. 4.5404

00 %

前営業日終値 102*20. 4.4640

50 %

10年債(指標銘柄) 17時05分 103*02. 4.2423

50 %

前営業日終値 103*19. 4.1800

00 %

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.0 4.0418

0 %

前営業日終値 100*01. 3.9890

50 %

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*08. 3.9843

50 %

前営業日終値 100*08. 3.9800

75 %

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 42520.99 -670.25 -1.55

前営業日終値 43191.24

ナスダック総合 18285.16 -65.03 -0.35

前営業日終値 18350.19

S&P総合500種 5778.15 -71.57 -1.22

前営業日終値 5849.72

COMEX金 4月限 2920.6 +19.5

前営業日終値 2901.1

COMEX銀 5月限 3238.1 +7.1

前営業日終値 3231.0

北海ブレント 5月限 71.04 ‐0.58

前営業日終値 71.62

米WTI先物 4月限 68.26 ‐0.11

前営業日終値 68.37

CRB商品指数 301.2384 +0.9588

前営業日終値 300.2796

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