- 2025/02/28 掲載
インフレ目標へのリスクは双方向=ラムスデン英中銀副総裁
[ステレンボッシュ(南アフリカ) 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は28日、インフレ目標に対するリスクは以前のように下方に偏っているのではなく、双方向にあると見ていると述べた。一方、利下げペースを鈍化させれなければならないことを必ずしも意味するものではないとも語った。
南アフリカのステレンボッシュ大学での講演で「核心的なディスインフレプロセスは依然として損なわれていない」と主張。
「山を下りる際、安全と成功のためには、緩やかで慎重なアプローチが常に必要だ。しかし、それは必ずしも下山がゆっくりでなければならないという意味ではない」と続けた。
英中銀は6日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.50%とすることを決定し、ラムスデン氏も賛成票を投じた。金融市場は、年内あと2回の25ベーシスポイント(bp)利下げを織り込んでいる。
ラムスデン氏は「予想より遅い利下げが正当化される状況もあるだろうが、利下げペースを速めなければならない場合もあるだろう」と述べた。
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