経団連の十倉雅和会長は２７日、広島市で記者会見し、東京電力ホールディングスが再稼働を目指す柏崎刈羽原発（新潟県）７号機で、テロ対策施設の完成時期が大幅に延期されたことについて、「非常に驚き、残念だ」と述べた。

十倉氏は「６号機、７号機のどちらかが動いていないと（夏場に向けて）電力事情は非常に苦しくなる」と指摘。その上で、地元の了解を得ることが大前提としつつ、「７号機を動かしてすぐ止めるわけにはいかないのであれば、６号機を先に動かすことになるのではないかと推察している」と語り、今後の動向を注視する考えを示した。

【時事通信社】