- 2025/02/27 掲載
香港取引所、24年通期は10%増益 取引高・新規上場が急増
[香港 27日 ロイター] - 香港取引所が27日発表した2024年通期決算は10%の増益となった。取引高と新規上場が急増した。
中国経済の回復が今後の見通しの改善につながると表明した。
中国政府は昨年後半、一連の景気刺激策を発表。中国・香港株式市場はここ数カ月で急伸している。
24年の株主帰属利益は130億5000万香港ドル(17億米ドル)。LSEGがまとめた市場予想と一致した。
ボニー・チャン最高経営責任者(CEO)は、地政学とマクロ経済の動向が今年も市場に影響を与える可能性が高いとした上で「経済再活性化の心強い兆しもある。中国本土の景気刺激策や他の主要市場の利下げが、香港の資金調達市場と流通市場に新たな活気をもたらす」と述べた。
株式商品の1日平均取引高は29%増の1200億香港ドル。「南向通」(中国本土から香港への投資)は55%増の482億香港ドルだった。
10月の現物株の取引高は6207億香港ドルと、記録的な高水準だった。
24年の新規上場は71件、資金調達総額は前年比90%増の880億香港ドルだった。
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