- 2025/02/18 掲載
みずほ銀で元行員が貸金庫窃盗、2019年に現金数千万円
[東京 18日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ銀行は18日、元行員が同行の貸金庫から利用者の現金を窃取していたと発表した。元行員は2019年に顧客2人から数千万円の現金を盗み、その後、懲戒解雇された。同行は手続きの見直しや行内調査を行い、それ以降は貸金庫に関する不祥事案は発生していないという。
林官房長官はこの日午後の会見で「顧客からの信頼は、顧客の預金や財産を預かる銀行業を営む上で最も大切なもの」と指摘。各金融機関で貸金庫業務における管理体制の点検を進めることなどを通じて信頼確保に努めるとともに、「今後、金融庁において、貸金庫サービスの在り方について検討を進めていきたいと考えている」と述べた。
みずほ銀行は1月16日から、貸金庫の新規契約の受け付けを原則取りやめている。
銀行が営む貸金庫業務を巡っては、三菱UFJ銀行で昨年12月、貸金庫担当の元行員が金品を盗んでいたことが明らかになり、同行は金融庁から報告徴求命令を受けた。金融庁は再発防止策のフォローアップを行っているほか、各銀行でも貸金庫の管理体制の強化に動くなどビジネスの見直しを進めている。
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