- 2025/02/14 掲載
仏エルメス、第4四半期は18%増収 高額消費が好調
[パリ 14日 ロイター] - フランスの高級ブランド、エルメスが14日発表した第4・四半期の売上高は市場予想を大幅に上回った。
価格が1万ドルを超えるハンドバッグ「バーキン」など、富裕層の高額消費が好調だった。
第4・四半期の売上高は39億6000万ユーロ(41億4000万ドル)。為替変動の影響を除くベースで約18%の増収だった。
UBSによると、ビジブル・アルファがまとめた市場予想は10%増。
昨年の世界の高級品販売は、中国の不動産危機やインフレで約2%減少したが、エルメスはLVMHやグッチなど同業他社を上回る好業績を残した。
アクセル・デュマ会長は記者会見で「厳しい環境の中、当社は素晴らしい1年を祝っている」と語った。
同社の株価は4.5%上昇している。
連結売上高の半分近くを占める革製品・馬具部門は21.5%増収と最大の伸びを記録。市場予想は13%増だった。
最大の市場であるアジア(日本を除く)の売上高は9%増。米州の売上高は22.3%増。日本の増収率も同水準だった。
デュマ会長は「関税に適応していく。それに応じて値上げする」と述べた。
今年は生産コストの上昇と為替レートの動向を受けて6-7%の値上げを行う予定。値上げ率は昨年をやや下回るという。
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