Jaspreet Singh

[１２日 ロイター] - オンライン掲示板運営の米レディットが１２日発表した２０２４年１０―１２月期決算は、売上高と１株利益がいずれも市場予想を上回った。しかしウェブサイトの１日当たり訪問者数が予想に届かなかったことから、米市場の時間外取引で株価が一時１５％急落した。

１０―１２月期の売上高は前年同期比７１％増の４億２７７０万ドルと、市場予想の４億０５３０万ドルを超えた。１株利益は０．３６ドル。予想は０．２５ドルだった。

一方、ウェブサイトを訪れた実質的な人数を示す「アクティブ・ユニーク・ビジター」数は１日当たりの人数が３９％増の１億０１７０万人で、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の１億０３３０万人を下回り、伸びの鈍化が続いた。グーグルが検索のアルゴリズムを変更したことが影響した。

スティーブ・ハフマン最高経営責任者（ＣＥＯ）は株主に宛てた書簡で、第４四半期後半にグーグルの検索機能による影響を受けたが、これはグーグルが定期的に行うアルゴリズムの変更によるもので、２０２５年１―３月期にはサイトのアクセス回数が回復していると説明した。

２５年１―３月期の売上高見通しは３億６０００万―３億７０００万ドルで、予想平均の３億５８１０万ドルを上回った。

レディットは２０２４年３月に株式を上場し、昨年株価が５倍近く上昇した。