Isla Binnie

[ニューヨーク １３日 ロイター] - 金融大手ＪＰモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者（ＣＥＯ）は１２日に行われた社内ミーティングで、週５日出社の義務化に反対する声が上がっていることについて、「時間を無駄にするな」と述べ、厳しい姿勢を示した。

同行は、在宅勤務と出社を併用する「ハイブリッド勤務」をしている社員に対し、３月から週５日出勤するよう求めている。

一部の社員はハイブリッド勤務の廃止について、社内掲示板やチャットで不満を述べており、ダイモン氏に再考を促すオンライン嘆願書を提出するため、署名を集める動きも出ている。

ダイモン氏はタウンホールミーティングで出社義務化について質問された際、「時間を無駄にするな。あんな請願書に何人が署名しようが関係ないことだ」と述べた。代わりに効率化を要求し、従業員にはＪＰモルガンで働くかどうかの選択肢があるとも強調した。

週５日出社に反対する嘆願書には１２日時点で約９５０人が署名した。ＪＰモルガンの従業員数は全世界で約３１万７０００人。

ＪＰモルガンはコメントの要請に応じていない。