- 2025/02/13 掲載
午前の日経平均は大幅続伸、好決算銘柄物色が活発化
日米ともに事前予想を上回る好決算が相次いでおり、これがトランプ関税などの不透明感を吹き払い、相場全般は上値追いの動きを強めた。1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想比で上振れ、ドル/円が円安方向に振れていることも支援材料になった。
日経平均は5日移動平均線に続き、上値抵抗線になるとみられた25日平均線も上回り、テクニカル指標が好転している。「3万9200円台は25日線があるため壁になると思ったが、あっさり上回ったことで地合いの改善が顕著になってきた」(国内証券ストラテジスト)という。
野村証券ストラテジストの澤田麻希氏は「今日だけで400社以上の企業が決算を発表するが、目先的にはこれを受けて内容の良い銘柄を物色する流れとなりそうだ」とコメントしていた。
TOPIXは1.06%高の2762.34ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆4754億円だった。
東証33業種では、値上がりは医薬品、ゴム製品、精密機器など29業種、値下がりは非鉄金属など4業種だった。
個別では、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループなどがしっかり。業績予想の上方修正を好感した楽天銀行が大幅上昇となっている。また、トレンドマイクロが急騰。第一三共も高いが、ソフトバンクグループが軟化し、フジクラも値を消した。
プライム市場の騰落数は、値上がり1259銘柄(76%)に対し、値下がりが325銘柄(19%)、変わらずが54銘柄(3%)だった。
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