Hitoshi Ishida

［東京　１３日　ロイター］ - 産業廃棄物処理のダイセキは１３日、昨年１２月から行っていた大阪油化工業の株式公開買い付け（ＴＯＢ）が成立しなかったと発表した。

ＴＯＢへの応募株数の総数が４６万２１６５株と、買い付け予定数の下限である６５万５３００株に届かなかった。

今後についてダイセキは、大阪油化との間でのシナジー効果を確認しており双方の企業価値向上の可能性について引き続き協議を行っていくとしている。大阪油化は、今後のグループの経営方針全般について再検討するという。

ダイセキは昨年１２月、完全子会社化を目指して大阪油化株を１株３２０１円で買い付けると発表。２月１２日まで公開買い付けを実施していた。ＴＯＢには大阪油化も賛同の意見を表明、株主に応募を推奨していた。