東北電力は３１日、樋口康二郎社長（６７）の後任に石山一弘副社長（６４）を充てる人事を発表した。樋口氏は代表権のある会長に就く。いずれも４月１日付。昨年１０月に女川原発２号機（宮城県）が１３年ぶりに再稼働し、収支改善に一定のめどが立ったため、新たな経営体制に移行する。

石山氏は企画部門の経験が長く、３１日の記者会見では「中長期経営ビジョンの実現に向け、失敗を恐れず挑戦していく」と強調。今後は女川原発３号機の再稼働などが課題となる。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する東北電力の石山一弘次期社長＝３１日午後、仙台市青葉区