- 2025/01/31 掲載
ニデックのTOB、企業価値の向上なら協議も=牧野フライス専務
[東京 31日 ロイター] - 牧野フライス製作所の永野敏之専務は31日の決算説明会で、株式公開買い付け(TOB)の提案を受けているニデックとの協議について「本当に企業価値の向上、株主利益の最大化につながると分かれば、話し合いもしていきたいと考えている」と述べた。
同時に「いろいろな観点からの質問書を送っている。まだ、回答を受領していない」とし、「(協議に)至るまでには、いろいろな質問があるかもしれない」と付け加えた。
一方、ニデックは31日、牧野フライスからの質問に対する回答を開示した。「後ろから迫ってくるアジアやその他の国々の機械メーカの追随を許さない強い機械製造集団をつくりあげる」とし、「異なる製品やサービスを組み合わせて新しい付加価値を生み出す」と説明した。
また生産拠点については「同じ国に生産拠点を有しているからといって必ずしも重複しているわけではない」とし「牧野フライスの日本、中国、アジアに既に存在する製造拠点をニデックグループの工場に統合するというような考えは持っていない」とした。
ニデックとしては、十分な説明ができていないとし、経営陣と頻度を上げて協議する機会を増やすことを求めている。
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