Ananya Mariam Rajesh

[２８日　ロイター] - クルーズ船大手の米ロイヤル・カリビアン・グループは２８日、２０２５年通期の調整後利益が前年比２３％近く増えるとの見通しを示した。過去最高の料金設定と、新たに導入するリバークルーズが追い風になるという。

通期調整後１株利益は１４．３５─１４．６５ドルを予想しており、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の１４．４１ドルに比べて高い水準となった。

クルーズ船各社が予約促進キャンペーンを開始する年明けの「ＷＡＶＥ」シーズンが過去最高の滑り出しで、値上がりにもかかわらず予約は前年並みだとカリビアンは説明した。

また「セレブリティ・リバー・クルーズ」ブランドを立ち上げ、河川のクルーズを開始する計画。年内に予約の受け付けを開始し、２７年の出航を予定している。

この日発表した第４・四半期決算は、売上高が前年同期比１３％増の３７億６０００万ドルとなり、アナリスト予想の３７億７０００万ドルを小幅に下回った。

調整後１株利益は１．６３ドルで、アナリスト予想の１．５０ドルを上回った。燃料費を除くクルーズ営業費用は１３．４％増。前年同期は６．２％増だった。