• 2025/01/29 掲載

ノボノルディスクの糖尿病薬、米で腎疾患進行抑制での使用承認

ロイター

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[28日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクは28日、糖尿病治療薬「オゼンピック」について、米食品医薬品局(FDA)が慢性腎臓病を伴う糖尿病患者への使用を認めたと発表した。

承認は、後期臨床試験で同薬が腎不全、腎疾患の進行、心臓疾患による死亡リスクを24%低減させたとするデータに基づいている。

オゼンピックはGLP-1受容体作動薬と呼ばれるクラスに属する薬剤で、同社の肥満治療薬「ウゴービ」と同じ主成分である「セマグルチド」を含有している。

FDAの承認で、オゼンピックは2型糖尿病と慢性腎臓病を患う人向けの最初のGLP-1受容体作動薬となる。

オゼンピックはまた、糖尿病と既知の心疾患を抱える成人における心臓発作、脳卒中、死亡などの主要心血管系イベントのリスクを下げる目的での使用も認められている。

欧州医薬品庁(EMA)は先月、ノボノルディスクに対し、オゼンピックの添付文書に腎疾患に関するイベントのリスクを軽減する効果を追加することを許可した。

ノボノルディスクは、2型糖尿患者の約40%が慢性腎臓病を患っていると推定しており、こうした患者は米国では約3700万人に上るという。

FDAは昨年、糖尿病でない肥満症の成人の脳卒中と心臓発作のリスクを下げる目的でのウゴービの使用を承認した。

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