- 2025/01/28 掲載
公的資金、1000億円返済=SBI新生銀、3月末めど―早期完済、3度目の上場目指す
SBI新生銀行は28日、残る公的資金約3300億円のうち1000億円を3月末までに返済する方針を発表した。返済の具体的枠組みに関する国との合意時期を当初の6月から前倒しし、早期完済と3度目となる東証への上場を目指す。
親会社のSBIホールディングス(HD)から500億円の出資を受け、自己資金500億円と合わせて返済に充てる。SBI新生銀の株式(普通株)は、政府系の預金保険機構などを通じて国が計約22.64%保有している。これを優先株に転換し、優先配当を実施することで返済する方向だ。
SBI新生銀への公的資金は、同行の前身で1998年に破綻した日本長期信用銀行に対し注入された。2006年と24年に一部を返済し、約3300億円が残る。同様に公的資金を受けた日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)などの大手行は返済を終えている。
【時事通信社】 〔写真説明〕SBI新生銀行のロゴマーク
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