- 2025/01/22 掲載
中国CATL株下落、24年は減収・利益鈍化の見込み 原材料安で
CATLは21日夜に提出した情報開示文書で、炭酸リチウムなどの原材料価格下落を受けて製品価格を調整した結果、昨年の売上高が販売量増加にもかかわらず8.7─11.2%減少し、営業減益になったと述べた。
通期売上高の減少は、業績開示を開始した15年以来、初めてとなる。純利益は前年比11.1─20.1%増で19年以降で最も低い伸びという。
CATL株は22日前場の深セン株式市場で3.8%下落し、取引時間中としては昨年10月11日以来の大幅な下げを記録した。
CATLは、電池材料のリチウムの価格が高騰していた22年にリチウム採掘事業に参入した。リチウム価格は2年間で22年末のピークから86%近く下落。創業者の曽毓群(ロビン・ゼン)氏は昨年11月、目標を達成したため採掘を停止するとロイターに語っていた。
CATLは電池以外の分野を開拓し、海外にも進出している。共同会長の潘健氏は21日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、欧州で他の自動車メーカーとの大規模な合弁事業を発表することを望んでいると述べた。
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