- 2025/01/17 掲載
リオ・ティントとグレンコアが統合協議、実現なら業界最大=報道
[16日 ロイター] - 英豪資源大手リオ・ティントとスイス資源大手グレンコアが経営統合の可能性を巡り初期段階の協議を行っている。ブルームバーグが16日、関係筋の情報として報じた。
実現すれば資源業界で過去最大の案件となる可能性があり、統合新会社の時価総額は約1580億ドルと、最大手BHPの1260億ドルを上回ることになる。
ブルームバーグによると、協議が現在も続いているかは不明だという。
リオとグレンコアはコメントを控えた。
事情に詳しい関係者はロイターに対し、グレンコアが昨年終盤にリオに接触したが、協議は短期間にとどまり、現在は行われていないと述べた。
両社は過去にも統合を検討したことがあり、リオは2014年、グレンコアによる合併提案を拒否した。
資源業界では、電気自動車(EV)用電池やクリーンエネルギーへの移行に不可欠な金属の供給確保に向け各社が競う中、統合の動きが加速している。
また、中国の景気減速を背景に鉄鉱石需要が打撃を受けている。
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