- 2025/01/16 掲載
NY連銀総裁「金融政策はデータ次第」、政府巡る不確実性で
[ハートフォード(コネチカット州) 15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日、今後の金融政策は経済データ次第であるとの考えを示した。政府の政策変更などにより連邦準備理事会(FRB)は大きな不確実性に直面しているとした。
ウィリアムズ総裁は、コネチカット州ハートフォードで行う講演の原稿で、「経済見通しは、とりわけ財政や貿易、移民、規制に関する政策を巡って依然として不確実性が非常に高い」とした上で、「そのため、今後の金融政策決定は、引き続きデータや経済見通しの推移、FRBの二重の使命の達成に対するリスクを総合的に判断して行っていくことになる」と言及。金融政策見通しに関する指針を示す上で、政府が制約要因になっていると指摘した。
また、ディスインフレのプロセスは継続する可能性が高く、目標とする2%には「今後数年」で回帰するとみていると述べた。
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