- 2024/12/17 掲載
シニア役職者の給与維持=意欲向上へ、来年発足のあいち銀行
愛知銀行(名古屋市)と中京銀行(同)が2025年1月1日に合併して発足する「あいち銀行」で、55歳以上のシニア役職者の給与を55歳前と同水準にする方針であることが16日、分かった。シニア層の意欲向上につなげ、活躍を促す狙い。
持ち株会社あいちフィナンシャルグループの伊藤行記社長がインタビューで明らかにした。
存続会社の愛知銀では、55歳以上の役職者は基本給が減額され、年収ベースで15%ほど下がった。伊藤社長は「給料が全く減らないようにした。やる気のあるシニアというのがポイントだ」と語った。こうした制度は業界では珍しいという。
愛知銀では、支店長や次長などの役職者について、55歳を機に役職から外す「専任職制度」を運用。06年以降は能力と意欲に応じて引き続き役職に留まることができるようにするなど、段階的に制度を見直している。
【時事通信社】
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