- 2024/12/13 掲載
米ワーナー、ケーブルテレビ事業分離へ 株価大幅上昇
[12日 ロイター] - ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは12日、ケーブルテレビ事業をストリーミングおよびスタジオ事業から分離することを決定した。ケーブルテレビの加入者が減少する中、テレビ事業の売却または分離の可能性を探る。
ワーナーの株価は15%超上昇し、12.49ドルで引けた。今回の決定に基づき2025年半ばまでの実現を目指す。
同社は、長らく収益源であったケーブルテレビ事業の選択肢を検討している。ストリーミング配信の普及に伴いケーブルテレビ事業の収益は落ち込んでいる。
米メディア大手コムキャストは先月、傘下のNBCユニバーサルが抱える報道テレビ局「MSNBC」や経済テレビ局「CNBC」などのケーブルテレビ局事業の大部分を切り離し、独立した新会社に移管すると発表した。
バンク・オブ・アメリカの調査アナリスト、ジェシカ・リーフ・アーリッヒ氏は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのケーブルテレビ資産は、コムキャストの新スピンオフ企業にとって「非常に論理的なパートナー」であると指摘した。
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