- 2024/09/18 掲載
日経平均は反発、円安で自動車株に買い FOMC控え手掛けにくさも
[東京 18日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比176円95銭高の3万6380円17銭と3日ぶりに反発して取引を終えた。ドル/円が前日の大引け時に比べ円安方向に振れ、輸出関連株を中心に買いが先行した。為替が次第に円高方向へ揺り戻すと上げ幅を削り、マイナスに沈む場面もあった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、手掛けにくさが意識された。
日経平均は前営業日比342円高で寄り付いた後、一時471円高の3万6675円07銭に上昇した。円安を好感した買いが自動車などの輸出関連株で優勢になったほか、ハイテク株比率の高い米ナスダック総合の底堅い動きを好感し半導体関連やハイテク株が買い戻され、指数を押し上げた。
市場では「短期的に売っていた投資家によるテクニカル的な買い戻しが中心だろう。日米金利差縮小の方向で考えると円安継続は想定しにくく、目先の上値は限られるのではないか」(内藤証券の田部井美彦・投資調査部長)との声が聞かれた。
ドルが朝方の142円付近から次第に水準を切り下げると日経平均も上げ幅を縮めて一時マイナスに転じ、75円安の3万6127円45銭に下落した。終盤にかけて為替の円高方向の動きが一服すると、日経平均はプラスを回復した。
FOMCを控えて手掛けにくさも意識され、商いは膨らまなかった。今回のFOMCでの利下げは確実視されているが、利下げ幅が0.25%か0.5%かで市場の見方は定まっていない。加えて、FOMCメンバーによる政策金利見通しも示される予定で、イベント通過に伴う市場の反応は読みにくいとの声が多く聞かれた。
TOPIXは0.38%高の2565.37ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.38%高の1320.12ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4707億3900万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器や石油・石炭製品、鉱業など23業種、値下がりは陸運や空運、医薬品など10業種だった。
トヨタ自動車やファーストリテイリングが堅調。MBO(経営陣が参加する買収)の方針を発表したトランコムはストップ高買い気配。一方、中外製薬やニトリHLDGは軟調だった。新興株式市場は、新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.2%高の640.19ポイントと、反発した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1190銘柄(72%)、値下がりは413銘柄(25%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 36380.17 176.95 36546. 36,127
04 .45─36
,675.0
7
TOPIX 2565.37 9.61 2574.0 2,543.
5 90─2,5
82.84
プライム指数 1320.12 4.95 1324.9 1,309.
3 11─1,3
29.05
スタンダード指数 1218.04 4.64 1219.0 1,213.
9 06─1,2
23.10
グロース指数 818.61 1.31 824.2 812.41
─829.3
8
グロース250指 640.19 1.3 644.77 634.68
数 ─648.9
5
東証出来高(万株 153192 東証売買代金( 34707.
) 億円) 39
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