- 2024/09/16 掲載
伊外相、中国製EV追加関税支持 中国商務相との会談控え
伊紙コリエレ・デラ・セラとのインタビューで「欧州連合(EU)欧州委員会が提案した関税を支持する」と発言。「われわれは平等に基づく貿易計画に取り組みたい。欧州の企業は対等な条件で競争しなければならない」と指摘した。イタリアが目指すのは「前向きな協力の環境と、中国からのダンピング(不当廉売)や時には理解できないような障害を避ける真の相互主義」とした。
中国製EV追加関税について、7月に実施されたEU加盟国による拘束力のない投票でイタリアは賛同した。しかしウルソ企業相は先週、交渉による解決を期待しているとロイターに語った。
イタリアはステランティス傘下のフィアットなどを擁する。また、東風汽車や奇瑞汽車などの中国自動車メーカーに工場開設を働きかけている。
タヤーニ氏は、自身の立場はイタリアと中国の「良好な関係」を損なうものではないと説明した。
王商務相は16日にタヤーニ外相と会談し、19日には欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)と会談する予定。
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