- 2024/09/16 掲載
ゴールドマンとシティ、中国の24年成長率予測を4.7%に引き下げ
ゴールドマンはこれまで今年の成長率を4.9%、シティは4.8%と予想していた。
8月の鉱工業生産は前年比4.5%増と、伸び率は7月の5.1%から鈍化し3月以来の低水準となった。小売売上高は夏の旅行シーズンのピークにもかかわらず、2.1%増と7月の2.7%増から減速。アナリスト予想は2.5%増だった。
ゴールドマンは15日付のメモで、「中国(の成長率)が通年の目標である『5%前後』を下回るリスクが高まっている。そのため需要側のさらなる緩和策の緊急性も高まっている」との見方を示した。25年は4.3%に据え置いた。
一方、シティは15日、内需を刺激する大きな原動力がないとして、25年末の予測を4.5%から4.2%に引き下げた。
同社のエコノミストは、「緊縮のわなを打ち破り成長支援策をタイムリーに展開するためには、財政政策を強化する必要がある」と指摘した。
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