- 2024/09/02 掲載
全米ホテル従業員1万人がストに突入 労使協定交渉が決裂
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国内のホテル従業員約1万人が1日、ホテル大手マリオット・インターナショナルやヒルトン・ワールドワイド、ハイアット・ホテルズとの労使協定交渉が決裂したことから、複数の都市で数日間のストライキを開始した。労働組合ユナイト・ヒアが明らかにした。
ユナイト・ヒアによると、サンフランシスコ、サンディエゴ、ホノルル、ボストン、シアトルなど主要な旅行先で24のホテルに勤務する数千人が職場を離れている。
全米自動車協会(AAA)の予約データによると、ストは2日のレーバーデーを含む週末の国内旅行が前年比9%増加する中、実施されている。
労組によると、ホテル従業員は手薄になっており、経営陣は4人分の仕事を3人の従業員で行わせることが頻繁にあり、これが過度のストレスにつながり、サービスよりもスピード重視になっているという。
ボルティモアの客室係は時給を現在の16.20ドルから20ドルに引き上げるよう要求。客室係の時給が28ドルのボストンでは、組合は4年後までに時給を10ドル引き上げることを求めている。
ヒルトンとハイアットは組合との公正な合意に向けた交渉に引き続き力を注ぐと述べた。
ユナイト・ヒアに加盟する組合員4万人の労使協定は今年満了する。新たな4年間の労使協定交渉は5月から行われてきた。
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