- 2024/08/29 掲載
セールスフォース、5─7月業績が予想上回る クラウド需要寄与
[28日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手セールスフォースが28日発表した第2・四半期(5─7月)決算は、法人向けクラウド製品に対する顧客の支出が増加し、売上高と利益が市場予想を上回った。株価は引け後の取引で約3%上昇した。
売上高は93億3000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は92億3000万ドルだった。調整後1株利益は2.56ドルで、予想の2.36ドルを上回った。
通期の1株利益見通しは10.03─10.11ドルとし、従来の9.86─9.94ドルから引き上げた。
一方、第3・四半期の売上高見通しは93億1000万─93億6000万ドルと、市場予想の94億1000万ドルを下回り、クラウド投資の完全な回復がまだ先になることを示した。
第2・四半期の増収率は約8%と、過去10年余りで最低となった。
同社は人工知能(AI)を引き続き重点分野とし、法人向け製品やビジネスチャットツール「スラック」などに生成AIを組み込んでいる。
エイミー・ウィーバー最高財務責任者(CFO)の退任も併せて発表した。後任が決まるまで職務を継続する。
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