- 2024/08/29 掲載
ウクライナの外貨建て国債再編計画、債権者が正式承認
[ロンドン 28日 ロイター] - ウクライナ政府は28日、200億ドル超の外貨建て国債の再編について、海外の債権者グループが計画を正式に承認したと発表した。
国債の約97%を保有する債権者が期限までに承認し、再編が可能になった。計画では発行済み外債の37%が減免され、返済負担の軽減は今後3年間で114億ドル。
マルチェンコ財務相は、ウクライナが再び国際資本市場から借り入れを行うには戦争の終結か、あるいは少なくとも規模の大幅な縮小が必要だが、それでも債務再編計画の正式承認は「重要な一歩だ」と強調。再編によって防衛のために必要な予算が安定的に確保されると述べた。
今回の債務再編は債権者の少なくとも3分の2の賛成と、債券シリーズごとに過半数の賛成がそれぞれ必要だった。
ウクライナ国債の再編手続きは極めて速いペースで進み、交渉期間はわずか4カ月。2022年夏に結ばれた2年間の返済猶予合意が期限を迎えつつある中での正式承認となった。
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