- 2024/08/23 掲載
米国株式市場=反落、ハイテク株が安い ジャクソンホール会議に注目
Stephen Culp
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は反落。ハイテク株が売られ、相場を圧迫した。世界の中銀当局者らが集うジャクソンホール会議(経済シンポジウム)に注目が集まっている。
超大型7銘柄「マグニフィセント・セブン」がハイテク株中心のナスダック総合を押し下げた。
ホライズン・インベストメンツのスコット・ラドナー最高投資責任者(CIO)は「この売りを促している明確な材料はないようだ」と指摘。来週のエヌビディア決算を控えたポジション調整や、ジャクソンホール会議での23日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えたリスク回避の動きかもしれないとの見方を示した。
また、パウエル氏が9月の利下げを確約すると予想。「利下げ幅が25ベーシスポイント(bp)なのか50bpなのかという点については明言を避けるだろうが、おそらく25bpに市場を誘導する」と語った。
22日発表の新規失業保険週間申請件数は2週連続の減少から増加に転じたものの、労働市場の鈍化は依然として緩やかであることを示した。
S&P総合500種の主要11セクターでは情報技術が2.1%安と最大の下落率となった一方、不動産が上げを主導した。
個別銘柄ではクラウド上でデータ管理・分析を手掛けるスノーフレークが14.7%急落。通期の製品売上高見通しを上方修正したものの、利益率見通しを据え置いたことが嫌気された。
ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは13.0%急伸。通期の売上高見通しを引き上げた。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.16対1の比率で上回った。ナスダックでも2.25対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は97億9000万株。直近20営業日の平均は118億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 40712.78 -177.71 -0.43 40932.23 41026.64 40584.47
前営業日終値 40890.49
ナスダック総合 17619.35 -299.63 -1.67 17993.72 18017.69 17589.15
前営業日終値 17918.99
S&P総合500種 5570.64 -50.21 -0.89 5637.77 5643.22 5560.95
前営業日終値 5620.85
ダウ輸送株20種 15716.94 -105.68 -0.67
ダウ公共株15種 1008.64 -1.62 -0.16
フィラデルフィア半導体 5086.90 -181.03 -3.44
VIX指数 17.55 +1.28 +7.87
S&P一般消費財 1478.44 -28.19 -1.87
S&P素材 576.39 -1.40 -0.24
S&P工業 1081.44 -1.93 -0.18
S&P主要消費財 873.61 -0.99 -0.11
S&P金融 730.97 +3.46 +0.48
S&P不動産 266.62 +1.48 +0.56
S&Pエネルギー 678.76 +2.14 +0.32
S&Pヘルスケア 1801.37 -0.41 -0.02
S&P通信サービス 301.56 -2.82 -0.93
S&P情報技術 4291.72 -93.59 -2.13
S&P公益事業 380.52 -0.65 -0.17
NYSE出来高 7.69億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 38105 - 125 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 38050 - 180 大阪比
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