- 2024/08/23 掲載
米7月中古住宅販売は1.3%増の395万戸、5カ月ぶり増加 予想上回る
前年同月比は2.5%減。中古住宅価格の中央値は前年同月比4.2%上昇して42万2600ドルとなった。住宅価格は4地域全てで上昇した。
中古住宅販売は契約成立時に計上される。7月の販売戸数は、利用の多い30年固定金利住宅ローンの平均金利が7.0%前後で推移していた過去2カ月の契約状況を反映しているとみられる。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、需要が多い30年固定住宅ローンの平均金利は先週6.49%と、15カ月ぶりの低水準付近に下がった。5月初旬は6カ月ぶりの高水準となる7.22%まで上昇していた。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は、住宅販売は若干増加したものの依然として低迷していると指摘。「ただ、消費者の選択肢は間違いなく増えており、金利低下により値ごろ感は改善している」と述べた。
地域別では、人口密度の高い南部で1.1%増加したほか、北東部、西部でも、それぞれ4.3%、1.4%増加。中西部では横ばいだった。
中古住宅の在庫は0.8%増の133万戸、供給は前年比19.8%増となった。
7月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は4.0カ月。前年同月は3.3カ月だった。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。
住宅が市場に出ていた期間は24日。前年同月は20日間だった。
初めての住宅購入者の割合は29%。前年は30%だった。現金のみによる販売の割合は27%となり、前年同月の26%から上昇した。投げ売り物件などは1%で、前年同月からほぼ変わらずだった。
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