- 2024/08/13 掲載
NY市場サマリー(12日)円が対ドルで下落、利回り低下・株まちまち
先週は米経済に対する懸念などを背景に株式市場で大規模な売りが出るなど相場は大きく揺れ動いたが、8日発表の米失業保険申請件数が予想以上に減少したことで景気後退が迫っているとの見方に修正が入り、FRBの大幅利下げ観測が後退したことで市場は落ち着きを取り戻した。
ドル/円は0.33%高の147.10円。
米国では今週、13日に7月の卸売物価指数(PPI)、14日に7月の消費者物価指数(CPI)が発表される。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが低下した。市場では、米連邦準備理事会(FRB)の9月の次回会合で政策金利決定に影響を与える材料となる米CPIの発表に注目が集まる。
日本市場は休場、米国の市場参加者の多くは夏季休暇に入っていることから、波乱の一週間を終えた後、市場は米国の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)の発表を控え、様子見ムードが漂った。
指標となる10年債利回りは3.8ベーシスポイント(bp)低下の3.904%となった。先週は2023年6月以来の低水準から15bp上昇し、週ベースでは4月以来最大の上昇を記録した。
2年債利回りは4.4bp低下の4.0089%。先週付けた23年5月以来の低水準から、週間では3月以来最大の上昇となった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> まちまちで取引を終えた。投資家は米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の先行きを見極めるため、週内に発表される米消費者物価指数(CPI)など経済指標の発表を待つ姿勢を見せている。
ダウ工業株30種が反落した一方、S&P総合500種とナスダック総合は小幅に続伸した。
中小型株で構成するラッセル2000は0.9%安。
個別ではスターバックスが2.58%上昇。物言う株主のスターボード・バリューがスターバックスの株式を保有し、同社に株価改善に向けた措置を取るよう求めていると伝わった。
地銀キーコープは9.1%急伸。カナダのスコシアバンクが28憶ドル相当を出資することで合意した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米長期金利の低下を背景に買いが優勢となり、4営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比30.60ドル(1.24%)高の1オンス=2504.00ドルと、中心限月の清算値ベースで初めて2500ドルの節目を突破し、最高値を更新した。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 中東地域の紛争拡大懸念を背景とした買いが膨らみ、5営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前週末比3.22ドル(4.19%)高の1バレル=80.06ドル。7月19日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。10月物は2.85ドル高の78.46ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.19/147.22
始値 147.42
高値 148.22
安値 147.05
ユーロ/ドル NY終値 1.0931/1.0932
始値 1.0926
高値 1.0939
安値 1.0916
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時03分 100*26.00 4.2021%
前営業日終値 100*13.50 4.2250%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*23.50 3.9073%
前営業日終値 99*14.50 3.9420%
5年債(指標銘柄) 17時05分 101*04.00 3.7493%
前営業日終値 100*29.25 3.7960%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*21.13 4.0214%
前営業日終値 100*19.25 4.0530%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 39357.01 -140.53 -0.36
前営業日終値 39497.54
ナスダック総合 16780.61 +35.31 +0.21
前営業日終値 16745.30
S&P総合500種 5344.39 +0.23 +0.00
前営業日終値 5344.16
COMEX金 12月限 2504.0 +30.6
前営業日終値 2473.4
COMEX銀 9月限 2800.8 +42.0
前営業日終値 2758.8
北海ブレント 10月限 82.30 +2.64
前営業日終値 79.66
米WTI先物 9月限 80.06 +3.22
前営業日終値 76.84
CRB商品指数 279.5176 +3.5573
前営業日終値 275.9603
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