- 2024/07/19 掲載
午後3時のドルは157円後半へじり高、押し目買い集まる
[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅高の157円後半で取引されている。前日海外市場に続き、この日のアジア市場でも米10年債利回りが緩やかに上昇し、ドルはじり高となった。
市場では「ドル/円はテクニカル的に100日移動平均線や一目均衡表の雲に差し掛かったところで下げ止まった形で、押し目買いが入りやすい」(国内金融機関アナリスト)との声が出ていた。
米金利上昇の一因として、米国の大統領選を巡り、複数の民主党関係者がバイデン大統領の候補辞退は時間の問題と考えていることが明らかになり、トランプ氏の勝利がより確実になった点を指摘する声もあった。
しかし、インフレ抑制と低金利政策を訴えるトランプ氏の具体策ははっきりせず「トランプ氏は経済政策について定見がない疑いが強い。副大統領や大統領経済諮問委員会(CEA)委員長、財務長官といった側近人事の陣容次第で、政権の方向性は変わり得るのではないか」(みずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏)との指摘もあった。
ユーロは171円後半と前日につけた1カ月ぶり安値の170円ちょうど付近から切り返した水準で一進一退となった。欧州中央銀行(ECB)は18日、主要政策金利を予想通り据え置き、9月利下げについてラガルドECB総裁は「ワイドオープン(何も決まっていない)」だと述べた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 157.76/157.79 1.0887/1.0891 171.78/171.82
午前9時現在 157.17/157.20 1.0898/1.0902 171.32/171.33
NY午後5時 157.36/157.39 1.0895/1.0896 171.47/171.50
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