- 2024/07/02 掲載
ECB、追加利下げ急がず=ラガルド総裁
中銀フォーラムで「インフレ率が目標を上回るリスクが過ぎ去ったと確信できる十分なデータを集めるには時間がかかる」と指摘。「労働市場が好調なため、新たな情報を集める時間を取ることができる」とした。
また、前四半期の成長率が緩やかだったにもかかわらず、欧州連合(EU)がリセッション(景気後退)を回避できるかどうかは依然として確実ではないと警告。「『ソフトランディング(軟着陸)』はまだ保証されていない」とし、「成長見通しが依然として不透明であるという事実にも留意する必要がある」とした。
ラガルド氏は「われわれは、将来のインフレに関して、特に利益、賃金、生産性の関係がどのように変化するか、そして経済が新たな供給面のショックに見舞われるかどうかという点で、依然としていくつかの不確実性に直面している」と語った。
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