• 2024/06/25 掲載

米大手行、健全性審査問題なしでも資本計画は慎重姿勢維持か

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Pete Schroeder

[ワシントン 24日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は26日、今年の銀行ストレステスト(健全性審査)の結果を公表する。対象の大手32行はいずれも十分な資本を有していることが示されそうだが、経済情勢や規制措置を巡る不透明感を背景に、資本計画は慎重な姿勢を維持する、というのがアナリストの見方だ。

昨年のテストでは、深刻な景気悪化局面に陥った場合、23行が合計で5410億ドルの損失を被るものの、それでも資本水準はFRBが設定した要件の2倍を維持できることが分かった。今年も想定の逆風度合いは同程度となっている。

FRBが提案している資本基準引き上げを柱とする規制強化を巡り、既に十分な資本があるので不必要だとして反対を表明している銀行業界は、今回のテスト結果を自分たちの主張を裏付ける材料として積極的に活用する公算が大きい。

ただ配当や自社株買いの「大盤振る舞い」は、資本基準引き上げが融資能力を妨げるという言い分の妥当性を損なう恐れがある。

レイモンド・ジェームズのアナリスト、エド・ミルズ氏は、業界の「規制強化反対運動」にストレステストが使われる可能性があると指摘した上で、この問題に決着がついていない段階では株主への資本還元はある程度抑制されてもおかしくないと付け加えた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます